矯正治療について

治療対象となる症状

受け口(反対咬合)

上あごと下あごの咬み合わせが逆になっている状態を反対咬合といいます。
反対咬合は見た目の問題だけでなく、顎の運動が制限されるため、食べる機能も半減します。

子どもの反対咬合の多くは、上顎の発育不足による下顎前突に起因します。
そのままの状態でいると、成長期において下顎が過大に成長し悪化するため、乳歯の咬み合わせが完成する前に検診を受けることをお勧めします。

改善には、上顎の骨の発育を促すことが必要となってきます。
乳歯の咬み合わせが完成したら、治療開始の時期です。

反対咬合

反対咬合の主な原因
親族の遺伝によるもの
永久歯への萌えかわりがスムーズに行われなかった場合
鼻の病気による口呼吸、舌の癖などの癖や習慣により引き起こされたもの

出っ歯(上顎前突)

出っ歯は上顎前突と言い、上の歯が出ている咬み合わせのために口元が出てしまう状態です。

口が閉じづらいため口の中が乾燥しやすく、むし歯や歯周病のリスクも高まります。また、口呼吸が癖になり、鼻で呼吸することが少なくなるため、ウイルスや菌に対する抵抗力が下がり、風邪をひきやすくなることもあります。

上顎前突は、指をしゃぶる、タオルを咬む、おしゃぶりをくわえる、といった癖による口呼吸・舌突出など周囲の筋肉の不調和から発症します。

まずは根本となる原因を探り、原因を除去するトレーニングを行いながら、機械的な装置により歯を動かし、本来あるべき歯の位置へと誘導します。

上顎前突

上顎前突の主な原因
親族の遺伝によるもの
指しゃぶりや物咬噛み、おしゃぶりなどの長期使用が、口呼吸・舌突出など周囲の筋肉の不調和
指しゃぶりやおしゃぶりなどの長期使用

がたがた・でこぼこ(叢生)

がたがた・でこぼこの歯並びを叢生と言います。

歯並びが悪く矯正治療を必要とする子どもの半数以上が叢生によるもので、そのうち70%は前歯で症状が見られます。
主な原因は、顎の発育不足で前歯が並ばないことです。見た目の問題だけでなく、清掃しづらいためむし歯や歯周病のリスクも高くなります。

また、顎の動きが制限されるため、将来的に顎の痛み(顎関節症)などを引き起こしやすくなります。

乳歯が萌えかわる時期(5~6歳前後)には検診を受け、永久歯の犬歯が出てくる前に治療を開始することをお勧めします。

叢生

叢生の主な原因
顎が小さい、歯が大きい(顎の発育不足)
乳歯の虫歯や奥歯の欠損(早期欠損・乳歯の先天的欠損によるスペース不足)

咬み合わせが深い(過蓋咬合)

咬み合わせが深すぎることを過蓋咬合と言います。

ディープオーバーバイトとも呼ばれ、咬んだときに下の前歯が隠れてしまう状態です。奥歯に強い力がかかるため、顎関節への負担が大きくなります。
最近の傾向として、下顎の成長がうまく促されず、乳歯列の段階からこの咬み合わせをしているお子さんが多く見られます。

保護者の方による見た目での判断は難しいため、乳歯が萌えそろった時期に検診を受けることをお勧めします。

過蓋咬合

過蓋咬合の主な原因
親族の遺伝によるもの
唇を噛む・吸う癖による周囲の筋肉の不調和によるもの
唇・顎の筋肉が強い場合

前歯が咬んでいない(開咬)

開咬は、奥歯は咬んでいるが前歯が咬んでいない状態のことです。

奥歯でしか咬みあうことができないため、奥歯への負担が非常に大きくなります。幼少期の舌の癖や指しゃぶり、また舌を咬む、前に出すといった日々の習慣により発症します。 このような習慣をやめさせる装置を付けることで改善します。

大人になってからの治療は最も困難で、元に戻る力が強くかかるため、治療に多くの時間を要します。
乳歯列の段階で症状があれば、検診を受けることをお勧めします。
また、前歯の永久歯が萌えた時点でチェックする必要性があります。

開咬

開咬の主な原因
親族の遺伝によるもの
指をしゃぶる、唇を咬む、爪を咬む、口で呼吸する、などの習慣や舌の癖によるもの

すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間に隙間のある状態を空隙歯列といいます。

乳歯が萌え変わりはじめる時期の6~7歳ごろは「アヒルの子時代」と言い、歯と歯の間に隙間がでてきて前歯が飛び出しているように感じますが、乳歯列は隙間がある方が正常です。
この隙間があることで乳歯よりも大きい永久歯がきれいに並ぶことがでます。

空隙歯列は、通常体の成長とともに歯が大きくなったり伸びたりして、自然と隙間がふさがりますが、永久歯の本数が足りない場合もあります。

見た目での判断は難しいので、前歯の永久歯が萌えてきたら検診を受けることをお勧めします。

空隙歯列

空隙歯列の主な原因
親族の遺伝によるもの
指をしゃぶる、唇を咬む、爪を咬む、口で呼吸する、などの習慣や舌の癖によるもの
アンバランスなあごの骨の成長によるもの

咬み合わせがずれている(交叉咬合)

前歯と奥歯の咬み合わせ、または右と左での咬み合わせが横にずれている状態を交叉咬合といいます。

そのまま咬んでいると顎の位置が曲がり、顔の歪みが生じてくるため、出来るだけ早く、乳歯の段階から治療をしていく必要があります。

状態によっても異なりますが、前歯が萌え変わる前にグラグラしてくる5~6歳ころが最適な治療時期です。

交叉咬合

交叉咬合の原因
遺伝的なもの
指しゃぶり、唇を咬む癖、爪咬み、頬杖

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